春の特別企画 ~児童精神科医「小倉清先生」をお招きして~
『0歳児集団保育の弊害について考える―乳幼児の体験と精神科治療―』
今、「一億総活躍時代」というスローガンのもと、「母親は子どもを出産後、早々に職場復帰するのが当然だ」という風潮が日本列島全体に強まっています。果たして、保育園を増やし待機児童(乳児)をゼロにして、母親が早々に職場復帰することが、「母親の活躍」なのでしょうか?それが、本当に日本の未来のため、日本人の幸せのためになるのでしょうか?確かに、共働きにより経済的充足は得られるかもしれません。しかし、それは子どもの大きな犠牲の上に成り立っているように思えてなりません。0歳から長時間、お母さんと離れ離れにされ、母親と唯一無二の「私」との関係が脆弱なまま、「集団の一員」として「平等」の中で生きなければならないとき、その子のこころの世界ではどんなことが起こっているのでしょう。そうした環境で育った子どもたちはどのように成長していくのでしょう。
今回、「春の特別企画」として、こうした子どものこころの傷つきに焦点をあて、長年子どものこころの治療の第一線でご活躍なさっている児童精神科医の小倉清先生をお招きし、当研究所所長の網谷由香利が聴き手となって、「0歳児集団保育の弊害について考える―乳幼児の体験と精神科治療―」についてお話を伺っていきます。
小倉先生からのコメント(「精神科の治療は、幼少期の体験から眺めてみてはじめて、意味あるものにみえてくる(添付資料一部抜粋)」)にもありますように、当日は、乳幼児期の体験がいかにその後の人生にとって重大な意味を持つかについて、貴重なお話をお聞きできることと思っております。
小倉清先生は、わが国の児童精神科医療のパイオニアであり、若くしてアメリカに留学され、イエール大学精神科や、世界的にも有名な総合精神医療施設であるメニンガークリニックで子どもの精神科治療に従事、帰国後はアメリカで得た経験をもとに、日本の子どもの心のケアの第一人者として、常に児童精神医療をリードしてくださっている先生です。ぜひこの機会にご参加いただけますよう、ご案内申し上げます。
今回の企画につきましては、個人が特定されるような内容をお話しすることはありませんが、ご参加いただく方は守秘義務を守ることのできる方に限定させていただきます。また、受講希望者多数の場合は会場収容人数の都合により受講者を抽選にて決定させていただきます。あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。
「春の特別企画」開催にあたって 小倉清先生からのコメント
~精神科における治療のあり方~
はじめに、精神科からみた乳幼児期について、改めて、またお話ししたいと思います。
それというのは、精神科における治療のあり方についてお話しするためには、まず、精
神科からみた乳幼児期について考えることから始まるのが、至極、自然なことに見える
からです。
「一体、乳幼児期の精神的な世界とはどんなものと考えられるのか、という問いは、
とても大事だ」というところから入りたいのですが、そんなことはあまりにも唐突なこ
とのように、一般には考えられるのかもしれません。しかし、それは、根拠のある認識
であると言いたいのです。
そして、それに基づいて、精神科の治療は、患者さんの年齢や性別を問わず、乳幼児
期の体験から眺めてみて、はじめて意味のあるものとして見えてくるのです。
そういう観点からこそ、治療は進みますし、患者さんにとって納得のいくものになっ
ていくと考えられます。
開催日程 2017年4月23日(日)14:00~16:00(2時間)
会場 千葉県佐倉市本町7-1 一般社団法人 佐倉心理総合研究所 本館
講演者 小倉清先生(児童精神科医 クリニックおぐら院長 当研究所顧問)
受講条件 守秘義務を守ることができる方
受講料 8,000円※受講料は当日受付にてお支払いいただきます。
※申込締め切り日の翌日以降にキャンセルをした場合(当日欠席も含む)、受講料は全額お支払いいただきますので、あらかじめご了承ください。
※受講料の他に費用はかかりません。
申込方法 セミナーの申込はこちら
申込締切日 2017年3月21日
アクセス 京成佐倉駅 南口より「京成酒々井駅行き」バス 「久保町」下車徒歩1分
「白銀ニュータウン行き」バス 「順天堂病院」下車徒歩5分
【お申込み・お問い合わせ】
今、「一億総活躍時代」というスローガンのもと、「母親は子どもを出産後、早々に職場復帰するのが当然だ」という風潮が日本列島全体に強まっています。果たして、保育園を増やし待機児童(乳児)をゼロにして、母親が早々に職場復帰することが、「母親の活躍」なのでしょうか?それが、本当に日本の未来のため、日本人の幸せのためになるのでしょうか?確かに、共働きにより経済的充足は得られるかもしれません。しかし、それは子どもの大きな犠牲の上に成り立っているように思えてなりません。0歳から長時間、お母さんと離れ離れにされ、母親と唯一無二の「私」との関係が脆弱なまま、「集団の一員」として「平等」の中で生きなければならないとき、その子のこころの世界ではどんなことが起こっているのでしょう。そうした環境で育った子どもたちはどのように成長していくのでしょう。
今回、「春の特別企画」として、こうした子どものこころの傷つきに焦点をあて、長年子どものこころの治療の第一線でご活躍なさっている児童精神科医の小倉清先生をお招きし、当研究所所長の網谷由香利が聴き手となって、「0歳児集団保育の弊害について考える―乳幼児の体験と精神科治療―」についてお話を伺っていきます。
小倉先生からのコメント(「精神科の治療は、幼少期の体験から眺めてみてはじめて、意味あるものにみえてくる(添付資料一部抜粋)」)にもありますように、当日は、乳幼児期の体験がいかにその後の人生にとって重大な意味を持つかについて、貴重なお話をお聞きできることと思っております。
小倉清先生は、わが国の児童精神科医療のパイオニアであり、若くしてアメリカに留学され、イエール大学精神科や、世界的にも有名な総合精神医療施設であるメニンガークリニックで子どもの精神科治療に従事、帰国後はアメリカで得た経験をもとに、日本の子どもの心のケアの第一人者として、常に児童精神医療をリードしてくださっている先生です。ぜひこの機会にご参加いただけますよう、ご案内申し上げます。
今回の企画につきましては、個人が特定されるような内容をお話しすることはありませんが、ご参加いただく方は守秘義務を守ることのできる方に限定させていただきます。また、受講希望者多数の場合は会場収容人数の都合により受講者を抽選にて決定させていただきます。あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。
「春の特別企画」開催にあたって 小倉清先生からのコメント~精神科における治療のあり方~はじめに、精神科からみた乳幼児期について、改めて、またお話ししたいと思います。 それというのは、精神科における治療のあり方についてお話しするためには、まず、精 神科からみた乳幼児期について考えることから始まるのが、至極、自然なことに見える からです。 「一体、乳幼児期の精神的な世界とはどんなものと考えられるのか、という問いは、 とても大事だ」というところから入りたいのですが、そんなことはあまりにも唐突なこ とのように、一般には考えられるのかもしれません。しかし、それは、根拠のある認識 であると言いたいのです。 そして、それに基づいて、精神科の治療は、患者さんの年齢や性別を問わず、乳幼児 期の体験から眺めてみて、はじめて意味のあるものとして見えてくるのです。 そういう観点からこそ、治療は進みますし、患者さんにとって納得のいくものになっ ていくと考えられます。 |
開催日程 | 2017年4月23日(日)14:00~16:00(2時間) |
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会場 | 千葉県佐倉市本町7-1 一般社団法人 佐倉心理総合研究所 本館 |
講演者 | 小倉清先生(児童精神科医 クリニックおぐら院長 当研究所顧問) |
受講条件 | 守秘義務を守ることができる方 |
受講料 | 8,000円 ※受講料は当日受付にてお支払いいただきます。 ※申込締め切り日の翌日以降にキャンセルをした場合(当日欠席も含む)、受講料は全額お支払いいただきますので、あらかじめご了承ください。 ※受講料の他に費用はかかりません。 |
申込方法 | セミナーの申込はこちら |
申込締切日 | 2017年3月21日 |
アクセス | 京成佐倉駅 南口より 「京成酒々井駅行き」バス 「久保町」下車徒歩1分 「白銀ニュータウン行き」バス 「順天堂病院」下車徒歩5分 |
「小倉清先生」春の特別企画事務局
〒285-0037千葉県佐倉市本町7-1 一般社団法人 佐倉心理総合研究所
E-mail : personpossible@star.odn.ne.jp Fax:043-484-4222